「あーそれ嘘絶対。おれの好みはロングで
髪おろしてる子だから」

「そーなんだ…」

いままでずっとあの髪型で頑張って
きたのに…。

がっかりしてうつむいた。

「はぁ…。今日からこの髪型ね?」

あたしの髪を優しくなでながら三浦が
言った。

そんなこと言われたら勘違いしちゃうよ。

「てか、どんだけ俺のこと好きなんだよ」

「え…」

大好きだよ。

そんなこと言えるわけないけどね。

「あはは」

と笑ってごまかした。