「おい、話せよ」
彼が壁に手をつけた
私と彼の距離はわずか…
もう少し近づけばキスできてしまう

「さっきの授業で…わからないとこあったんだって!」

「嘘だろ?、なんの話だったんだよ?」
彼がもっと近寄る。
もう私と彼の距離は数センチだ。

「ほんとだ…よ?」

「ちっ」

「え?」

「俺さお前の事ばっか考えてんのにお前は俺のこと考えてねーんじゃねーかって思ったらなんか腹たってきて…ごめんな?」

そっか…私、優樹に心配されてたんだ

「ううん…私こそごめんね?」

「お前俺のこと好き?」

「もちろんっ!優樹が思ってる以上に好きだよっ!
ねぇ、優樹は私のこと好き?」