パタパタパタパタ...ドカッ!!
「痛ってぇー」
何と間抜けな...急いで準備をしていて
机にぶつけた...。
「こんなとこにあるからいけねぇーんだょ!」
と、物に八つ当たり...。
「あ!」
時計を見た私は、危機感を抱いた...

遅れる。

今の時刻、7時45分。
お母さんがいるカラ10分で行ける!
確信した私は、着慣れない
指定制服に身を包み
階段を駆け下りた。
「お母さ~ん!!送って!!」
と急ぎ口調で言うと
「あんたまだいたの?」
とのんびりと....
「朝食は?」
「いらないよ!!!入学式遅れちゃう!」