私と悠くんは空いてる場所に座り、自分らの飲み物を確保する。


「よし、じゃあかんぱーーーい!」


テンションの高い柚のコールによって、ペットボトルで乾杯……


かんっ


なんていう気持ちのいいおとがなるわけもなく、微妙な音が響く。


でも、それがまた可笑しくて笑いが起こった。


「悪いけど、俺と乃愛また抜けるわ」


「ちょっ、悠!
私の乃愛一人占めしないでくれる?」


「は?
しらねーよ。」


べー、って舌を出してから、私に手を伸ばしてくる。


その手をしっかり掴んで、まるで逃げるようにあの日いった公園へ向かった。


手おっきいな…

なんだか、安心できる、、、


「なぁ、乃愛?」


公園のベンチに座ると同時に、少し低くなった声で私の名前を呼ぶ…


手は繋いだままで・・・


「どした?」


「……………」


沈黙…


緊張でドキドキしてる鼓動


早くなにかいってよ…


「俺、乃愛のこと、好きです。
おれと、付き合ってくれませんか?」


・・・!?