「はぁー、水城。お前また遅刻か?
あんなことがあったからってのは分かるが、こんなことが続いたら留年するぞ?」


ガミガミ、長々とご苦労なことで...


「すみません」


「…もう行け。授業始まるぞ」


説教らしきものが終わり、詩音と一緒に教室に向かった。


一時間目だけサボる予定が、学校に来たのはもう四時間目が始まる直後


ガラガラガラー


シーン…


誰もいない教室の自席に荷物をおろす。


「次体育だったみたいだね。」


「そうと知ってたらもうちょい遊んでから来たのになー。」


キーンコーンカーンコーン

キーンコーンカーンコーン


鳴り響くチャイムを聴き流しながら、ケータイをさわる。