井村 悠樹


私が知ってるのは彼が1つ上の高三と言うこと


友達の紹介で知り合い、仲良くなった。


言葉だけの付き合いだけど...




キーンコーンカーンコーン

キーンコーンカーンコーン


「あ、授業始まった。
どうする?終わるまでどっかいく?」


「んー、詩音に任せるー」


前を歩いてた友達...


根間 詩音は進行方向を学校とは違う道に変えた。


高校に入って2年


私と詩音は一気に崩れた。


二人とも1年から同じくらすで、真面目な生徒だった。


だったんだ...


「乃愛、早くおいで!」


「今いく!」


思い出しそうになった過去をもう一度奥底に秘め、走り出す。