「なんのようなの?」
やっと落ち着いた呼吸。
「んー、遊ぼっかなーって。」
…嘘つき
バレバレなんだよ?
嘘つくとき詩音眉間にシワがよる癖があるから。
本人は気づいてないけど…
「遊ぶってったってなにして?」
でも、あえて突っ込まないことにした。
大体の予想はついていたから…
「とりあえず移動しよ!」
歩き出すその足はもう、目的地が決まってるかのようにまっすぐ歩き出した。
バカだよ、詩音…
寂しい気持ちを、悲しい気持ちを圧し殺すようにしてそっと呟いた。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…