しばらく経って、海たちが学校に戻ってきて、ミーティングを始めた。 いろいろあって、 俺と海がやっと話せる環境になったのは、 試合終了から、かれこれ2時間になろうとしていた頃だった。 泥にまみれたユニフォームを着た海は、 笑顔で俺の側にやってきた。 「お疲れ」 俺がそう声をかけると、海は、 「やったぜ♪」って言って、顔の横にピースを作った。 それから俺らは、一緒に帰りながら、話をした。