ハアハアハア…


類『ここまでくれば…大丈夫そうだなっ』


私『う…ん』




類『あのさ…美紅

忘れられないやつって

…誰?』



私『目の前にいる』


類『え…!?』


私『記憶…戻せてないときね

ずっとね心のどこかで忘れられない人が

わからなくていたんだけど…

それが、類ってわかったの』


類『うそ、まじ!?』


私『うん…

類はもう、私のこと好きっていう感情じゃ

ないかもしれないけど…


私は子供の頃から…記憶取り戻せてない時も


いつだって…


ずっとずっと…


類が好きだよ』




類『…バカヤロー!』


私『え?それが、告白されて言う言葉…っ』


─ギュッ


類が私の手を引っ張ってそのまま


抱きしめた。


類『俺だって子供の頃から

ずっと美紅が好きだ…

てか、これからもずっと

美紅しか好きになれねえ…


だから、俺と付き合ってよ』





私『…はいっ』