その、言われたからって、感じ悪~!




キッと背の高い成瀬くんを見上げた。




相変わらず、成瀬くんはポーカーフェイスを崩さないまま、



「早くするぞ。お前の荷物、下から持ってきたから。」




そういって私が持ってきた荷物を差し出した。




はっ!荷物ね。



すっかり、忘れてたわ。




「あ、ありがとう、ございます。」




何故か、敬語になってしまった。