「もう、そんな、かしこまらなくていいのよ。気軽におばさまって呼んでちょうだい。」



「あっ、はい!」




すごい、優しいおばさまだわぁ~。



本当、こんな家でこれから生活できるなんて。




人生でもう二度とないよ…。




そんなことをずっと考えながら、周りを見渡していると、玄関の方からピンポーンという音がした。




おばさまは、

「あら、誰かしら?」と、いいながら玄関の方へ歩いていった。




(誰…だろう?)



少し、そんなことを思いながら、おばさまがいれてくれた紅茶を飲んだ。