「という訳だが、梨々香いいか?」



お父さんはうるうるとした瞳を向けてきた。




「いいよ。野宿するより、全然いいもん。」




まぁ、お父さんの不注意でこんなことになったんだけど。



「梨々香……、さすが我が娘!」




不意に抱きつかれた。