『なにこれ……。』 目の前には火で燃える家があった。 中のリビングもなにもかもが外に丸見え。 お父さんは? どこ? まさか…。 (死んでたり、とか、ないよね?) 一気に頭の中が真っ白になったとき、後ろから背中を叩かれた。 後ろを思いっきり振り返る。 (えっ。) 「お父さん…!」 私の後ろにいたのはやらかしてしまったという様な顔のお父さんがいた。