皆、私のこと気にしてくれてるんだ。



「成瀬のことなんか忘れて今日はぱぁーっと盛り上がろ!」



手を叩きながらナイスアイデアと言わんばかりのかんな。


それに七海も同率。




「そぉそぉ。あいつのことなんか忘れて遊びにいこ?俺達がついてるよ。」



「俺」という言葉が似合わない昴に、少し笑ってしまった。



そうだよね。いつまでぐじぐじしててもしょうがない。



今は、皆の言葉に甘えよう。




いつまで考えてても心配させるだけだし。





「うん。そうだね。うん!遊びにいこー!」




私が元気を出さなくっちゃ何も始まらないもんね。