***** -翌日。 「あっ、先輩っ!遅いですよ、来るのが!!」 オレが、終礼をサボって走って図書室に向かうと、安藤はもう既に来ていて、1人で作業を始めていた。 「…わりぃ。」 「なんか、先輩が謝るなんて気持ち悪いですね」 ふふっと、小さく笑う安藤。 …久々に笑ってくれた… たったそれだけで、テンションが急上昇して、悪態をつかれたということにすら喜びを感じる。