「…ハァ…ハァ…」


2人だけの朝練だけど、

かなりハード。


俺は倉木祐哉(クラキ ユウヤ)

この幽霊部員の集まりとも言っていい

バスケ部に入部したばかりの1年。


「今日もお疲れ様でしたっ」


そう言って笑顔で

俺の肩を叩いたたっくん。


いつも朝練の後は機嫌がいい。


2人でゆっくり校舎へ向かう。