「加奈子!先生に呼ばれたから先帰ってていいよ?」
「いやいや!!待ってる!!絶対!多分屋上にいる!」
「わかった。」
「うん。」

ダッダッ
ってわけで屋上に直行。
多分歩夢いるよね?

ギィィィ
いた!
「加奈子。」
「歩夢じゃん!」
「おう。屋上好き?」
「ぇ、あ、うん。落ち着く。」
「ふーん。俺も落ち着く。同じだな。」
“――――同じだな。――――”
キャー
あたし重症だわ。

「おい?」
「あ、ごめん。」
「うん。最近ボーッとしてるな?」
「そ、そう?」
「おう。」