「それなら大丈夫だっ。
きっと大翔何か連絡してくれると思うし!
…ねー、お母さん。
あたしはいつ退院できるのー?」
「え、え…えーっとね、
なんか明日には退院できるそうよ!
学校の皆も心配してたらしいから…
明後日から頑張って行きなさいね?」
「分かったッ♪」
「じゃあ…私達はこれで帰ります…」
「あ、おばさんおじさん送りますッ!!」
あたしはそういって点滴を握り、立ち上がろうとした。
でも―
「結衣は座ってなさいッ!
お父さんとお母さんが
お見送りしてきますからっ」
と、お母さんに肩を沈められた。
もう、大丈夫なのになー。