最近怖くてしかたがないんだもん。
夢を見るんだ―。
大翔は帰ってこない。
芹奈は本当のことに気がついて、あたしや隼人をも避け始める。
琉璃は芹奈側についてしまって―…
結局、あたしは一人になってしまう夢。
夢であるはずなのに、脳内にしっかりと皆からの冷たい視線が焼き付けられる。
描写も繊細で、周りの木々だとか…景色全てがリアルに見える。
怖くて、怖くて。
もし本当になってしまったらって、毎日毎日考え続けてその度にあたしは怯えて。
最近は、家に帰るとすぐに部屋にこもって一人で泣いてみたりするんだ。
寝るのが嫌だから、できるだけ起きるようにしたり。
それだけ、あたしにとって苦しい日々が続いてる。