…やっばい、心臓止まりそうになったっ。
なんなの、お母さんあたしの心読んじゃってんの?!
怖っ…
「べ、別に呼んでないけど?!」
「そ?
ならいいんだけどね…
『お母さんみたいに…』
とか聞こえた気がしたのよね~。
私ったらもー歳ね。
って言うか結衣、
さっさと出かけてきなさいよ」
「は?」
まるで本当にあたしの心の中が悟られたのかと思ったほど、びっくりな発言をしたお母さんが次には意味不明なことを言い出した。
本当、歳なんじゃない…?
「アンタ…昨日芹奈ちゃんから
メールとか電話入って無いの?」
「え」
あたしは急いでケータイを開いた。