けれど、そんな不安な言葉を漏らす自分が…


本当は凄く安心してもいるってことに気付いた。



「よかった、大翔…

あたし―…待ってる―」




――――――


気がつけば雪も止み、空は漆黒の闇から澄み切った青に変わっていた。


「んっ…もう、あ、さ…」


あたし、あのままいつの間にか寝ちゃってたんだ。

メイク落とさずに…しかもお風呂入ってないしっ!!!!



もう、若くないんだからちゃんとしなきゃ。

そのうちお肌もお母さんみたいに――…



「ねぇ、結衣!」

「ぎゃっ!!!!」

「アンタ、私のこと呼んだ??」