「ねー、隼人…もう無理じゃない?」


「うっせー。

クリパのために
頑張ってんだから黙れ」


そう目もあわせずに言った隼人に、芹奈も他の人も、もちろんあたしもため息を漏らした。


…やっぱ、バカだ。



「なっ、なんでそんなため息…

しかも皆揃ってしやがって!」


「いや、本っっっ当あんた…バカよね。


そんな事言うなら、
勉強しとけばいいものを。


どーしてこの順番が回ってくるまでの
10分そこらでしちゃおうって思えんのかね…」



その芹奈の言葉に、一同は心の中で拍手をした…と思う。


成汰(ジョウタ)なんて、思いっきり首を縦に振ってますけど?




「っ…うるさいから、
セリは向こう行っとけっ!

なんだその証書はっ!


…イヤミかっ!」