「そんなの嬉しくないぃ~…

それなら学校でした方がマシだよ…」



あたしがそう、何気なく。

本当に軽い気持ちで言っただけだった、その台詞が2人の表情を変えてしまった。



「え、な…どうしたの?」


芹奈も琉璃も、どうしてか、あたしの方を見て辛そうな表情をした。


こんなときにどうしてそんな顔を…するの?



「ごめん、ね…結衣」


「あたしらじゃ、やっぱ無理かな?」


「え…?」


「結衣、自分で気付いてないと思うんだけど…

目覚めてからずっと…



…笑ってないんだよ。」



あ、れ??

あたし笑ってたのに…


何言ってんの?



「笑ってるよ?」


「結衣子ちゃん。

無理して笑わないで…?」


「無理してなんかっ―…」