そんなの、もう十分なのにね。
あたしは、大翔を待つことに決めたんだから―…
「あんたらどっちも声デカイからっ!
聞こえてるし。」
「「あっちゃぁ~…」」
2人は揃って双子みたいにそう呟いて、苦笑いをして逃げる体勢に入っていた。
「逃げない!聞けッ!」
「「!!!」」
だから、あんたら…芹奈と琉璃、双子かよっ。
「別に変な気を利かせてる事は
怒ってないから。
でも、あたし大翔待ってんの。
まるで帰ってこないみたいな
前提立てて、
あたし励ますの止めて?
いつもの2人がいい…
…んだけど?」
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…