「はぁ~…」

「ははは!まぁいつものことだもんね?
しかたないよ!」


果苗はそういって
あたしの背中を一発叩くと、
大和たちに続いて中に入ってしまった。



「あの」

「…?」

「早く行こう?
みんな行っちゃったし…」

「あ!ごめんね!」


前澤さんに後ろから声をかけられ
自分の荷物をもって
あたしも中へ入った。