そのせいで、 クラスのみんなが後ろをみる。 大和は少し顔を赤くして プイ、としてしまった。 「ちょ、馬鹿優実!」 「え、えぇ?」 「声が大きいのよ!」 果苗があたしにいうと、 クラスのみんなが笑った。 だって、だって…。 大和があたしに向かって笑ったのは きっと中学1年の時以来で。