「ね、大和くん」

「え、あ、まぁ…。
だからごめん」

「そ、っか…。わかった!」



あたしはそういってバッグを持って
教室から飛び出した。



あぁ、あたしなにやってんだろ。
出会ったばっかの子に取られるなんて。


でも今日はたまたま…。
用事があっただけで。


なら、あした誘えばいいじゃん!
あたしはプラスに考えることにした。