「…うぅ…っ、ヒクッ…っあぁ…」



涙を流すあたしを、
今度は大和は正面から抱きしめた。



「忘れてたわけ?」

「…っう、ん」

「ほんと馬鹿だよな」

「…っ…大和~…」

「…馬鹿、お前泣きすぎ」

「だ、ってぇ~…」

「俺からのサプライズ」



…だからだったんだ。
だから、今日はいつも以上に優しかったんだね。



いろいろ買ってくれたり…。


「…それと、これも」


え、と思った時には
首に冷たい金属が当たった。