「…やま、と…?」

「いいから」



5階につくと
腕を引っ張って部屋に向かって歩き出す。



「…っや…」


自然と涙があふれる。
大和、そういうことだったんだね…。


あたし、遊ばれて捨てられるんだ…。



「入って」

「……やだ」

「いいから入れって」


ポンと背中を押されて
そのまま部屋に入らされた。



…次の瞬間、目を疑った。