水族館につくと、 大和がチケットを買ってくれた。 水族館は涼しくて、 そして当たり前だけど魚がいて。 このまま時が止まれば、 って思った。 「ねぇ大和!これ可愛い!」 「は?…お前サメだぞ?」 「え~、可愛いよ~」 「どこが…」 水族館は久しぶりで。 久しぶりに間近でみるお魚さんたちに、 すごく興奮しちゃった。 そんなあたしを、 大和は優しく見ていてくれた。 …なんていうのも、気のせいなのかな。