そんなあたしに大和は、
フっと笑いを見せるとあたしの頭を
またくしゃっとした。



…今日の大和、すごく変。
………もしかして、あたし振られちゃうの…?


最後だから、
優しくするの…?


そう思うと不安になって。



「…どうした?」



水族館へ向かってる足が止まった。



「………」

「優実」

「………」

「…おい」

「…っあ、ごめんねっ」