「もう…。
これくらいが普通だよ?わかった?」

「説得力全然ねーし」

「普通なの!」

「いや、短い」

「女の子にとってはこれくらい」

「男にとっては短い」

「普通です」

「短いです」

「…っ普通だよっ」



もうよく分からない言い合い。
制服のスカートよりも
少し短いくらいなのに……。



「…はぁ」


大和がため息をついたのを同時に、
繋がれていた手が離された。


「…お前、わかってんのか」

「……?」


大和の問いにキョトンとする。