「……っ」
「でもどっかのお馬鹿さんのおかげで、
気持ち伝えようって。
確かに後悔するのは嫌だし」
「……ごめんね?」
「いや、別に。
返事はわかりきってたからさ」
圭二くんはあたしから離れて、
切なく、優しく笑った。
…こんな表情をさせていたのは、
全部あたしのせいなんだね。
「……でもさ」
「…?」
「気まずいままとかは嫌なんだ。
朝日とは友達でいたいし」
「…うん」
「だから、告白のこと気にしないで。
でも、俺の気持ちは知っといてほしい」
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…