「…っごめんなさい」 「わかればいい」 「…でも大和、すごい慣れてるじゃん」 「そうでもない」 「そうだよ!」 「優実が慣れてないだけじゃね?」 大和はそういって 意地悪そうに口元をあげて笑った。 そのあと、大和の部屋で眠ってしまったあたしに、 大和がまたキスしたことも、 好きだっていっていたことも、 あたしは気づくわけもなかった。