「………………え、えええええ!?」



大和の言葉を理解するのに、
数十秒はかかった。


だ、だって…!
今、大和があたしのこと……っ!



「あーもう、うるさい」

「…大和!もういっかい!」

「いわねえよ」

「ね~、お願い~」

「嫌」

「大和~…っ」



そのあとなにをいっても大和は、
もう1度その言葉を、
言ってくれることはなかった。