「…ったく、お前は」

「え、行ってくれるの!?」

「誰もそんなこと言ってない」

「え～、じゃあなに？」



大和は深くため息をつくと…



「お前ほんとわかってねえな。
他の野郎にお前の水着姿見せてたまるかよ」

「………へっ？」

「絶対行くなよ。
その代りどっか連れてってやる」

「ほんとに!?」

「あぁ、プールと海以外ならな」

「…っでも～」

「絶対だ。
俺は意地でもプールになんかいかないし、
お前を行かせるわけない」