…なめてた俺が馬鹿だった。 颯人も榎波も爆睡しているから、 まだ寝てない俺に、 とことんと話しかけてくる。 「…それでね!」 ほんと、颯人と優実は 似た者同士だ。 ずっと話をしている。 「…~なの! どう思う?」 「あぁ」 「ねぇ、聞いてるの?」 「…もうほんとうるさい」 「でもね」 「まじで黙ってくんない? 俺も眠たいの、疲れてんの」