「それでさ~」 さっきから1人でずっと喋り続ける颯人。 俺と圭二は喋る気力もなくて、 ただ歩いているだけ。 「なぁ、聞いてる?」 「あぁ?聞いてる聞いてる」 「よかった!んでさ~」 …しかし、よくこいつも 話つきねえな。 こいつとは中学からの付き合いだけど、 ずっとこんな感じ。 …まぁ簡単にいえば 「空気読めない奴」 …って言いたいところだけど たまに読める時がある。