翌朝


昨日、自分がとった行動が
ずっと頭から抜けなくて。

それと同時に
優実の顔がずっと浮かんでいた。



「大和ー、起きなさーい」

「…んー」


俺の部屋に入って来た母さんに
軽く返事をすると
俺は制服へ着替えた。



いつも通りでいいんだ。
いつだって、なにがあろうと
いつも通りだったから。


支度をして、玄関をあけると
優実が待っていた。


「おはよ!」


朝一でこの笑顔を見れるのは、
幼馴染の特権だと思ってる。