「…今会えるかなあ?」

『今?飯くってるから
もうちょっと待ってくれればいいけど』

「あ、うん、わかった!
じゃあ食べ終わったら連絡ちょうだい?」

『おー』



じゃあね、といって電話をきった。
目の前には心配そうな顔をした
果苗と紗樹がいる。



「どうだったの?」

「まだご飯食べてるから、
またあとでって…」

「そっか。
優実、がんばって」

「…うん、ありがとう!」



あたしは2人に精一杯の笑顔を見せた。