「…優実、もうわかったでしょ? 田崎は、優実のことすごく大事に想ってる。 信じであげようよ」 「……う、ん。 ありがとう、果苗、紗樹」 本当にありがとう。 2人がいなかったら、 あたしなにもできないね。 「あたし、あした大和と話してみる」 「うん、そうしな」 「がんばって」 そういって2人は、 あたしの頭をぐしゃぐしゃと撫でた。