「今日の授業の4時間目、
たまたま大和くんと同じで。
優実のこと頼むねっていったら…」



…言ったら…………?



「…当たり前だ、あいつを守れるのは俺しかいない」



「そう言ってたのよ」




「…っ!う、そ…」

「あたしが嘘言うと思う?」



紗樹はドヤっとするように微笑んだ。
紗樹とは昨日から仲良くなったけど、
嘘つくような人じゃない。



じゃあ、…ほんとうなの?