「…っう、…大和~…」

「…っお前なにしてんだよ!
どんだけ心配したと思ってんだ」

「ごめんなさ、い…」

「……ごめんな?怖かったろ?
もう、大丈夫だから」




大和はそういって、
あたしがここにいるか確かめるように、
優しく強く抱きしめる。



…ねぇ、付き合ってるのは夢だったんだよね?
なのに、なんでこんなことするの……?




「…無事でよかった」

「……」



大和の声を聞いたら、また涙が出た。
そんなあたしを、あたしの頭をそっと撫でてくれた。