大和に言われた通りにじっと待っている。
メールを読んでいると、遠くから声が聞こえた。



「…だよっ、…い!…しろ!」

「……や、まと…?」



大和の大声を久しぶりに聞いた。
…きて、くれたんだね。




「…っ優実!返事しろ!」

「やま、と…!」



ずっと泣いていたから上手く声が出ない。



「…優実?…っ優実」



その瞬間、体があたたかいものに包まれた。