「優実ー!あんたどこにいたの!?」


部屋に入るとさっそく、
果苗があたしに飛びついてきた。



あ、あたしたち
4人とはぐれちゃったんだ。



「ごめんね、大和と食べてたの」

「あ、ならよかった」



果苗は一言そう残すと、
自分の支度をまた始めた。



…え?それだけなの~



「果苗ったら冷たい(笑)」

「紗樹ー…」

「でも心配したんだからね?
まぁ大和くんもいなかったし、
一緒に居るだろうなって思ってたけど」

「うん、ごめんね?」

「…で、どうだったの?」

「……どうって?」



紗樹が聞いてきた。
なにがどうしたのかなあ?



「…だからー、大和くんとの朝ご飯!
なにか話した?なにかした?」