「うふふふ」

「…なに、きも」

「ちょ、彼女に向かってそれはないよ！」



なんていいながらも、
自分で彼女っていったことに照れてしまう。


そんな時隣からため息が聞こえた。


「自分で彼女っていって
照れるのやめてくれる？
こっちもなんか柄になく照れるし」

「…へっ？大和も照れるの!?」

「そりゃ人間だし」

「へ～、大和も照れるんだ～」



かわいい～、といいながら
大和の肩をつっついていると、
急にグワンとひっぱられて、
ボスっと誰かに抱きしめられた。


「……へ、えっと…」

「ぶつかる、危ない」