「はぁー?
好きかどうか分からないだぁ?」


香菜先輩に相談してみた…のはいいんだけど…


「んなのお前次第だろ?
どうしようじゃなくてどうしたいんだよ」


うぅ…ごもっとも過ぎて何も言えない…


「用は好きかどうか分かればいいんだな?」

「はい…」

「そのうち訪れるであろう」



その通りだけど…



ぐだぐだ話してると颯人先輩がきた


「何話してんのよ」

「丁度いい
なぁ颯人ー♪」

「ふぇ?!香菜先輩?!」



慌てて香菜先輩の口を塞ぐ



こそこそ…
「内緒にしてくださいよ!」

こそこそ…
「へいへい」



心配だ


「なぁ帰ろうぜ」


こそこそと怪しいあたし達に
颯人先輩が言った


同じ空間にいるだけでドキドキするな
でも緊張するじゃなくて
顔見ると落ち着くって感じ…


こそこそ…
「恋ですな」


「香菜先輩!!!!」