大好きすぎて苦しいくらい、あおちゃんのことを愛しく思ってるんだよ。
……だからね、なつも、あおちゃんを幸せにしてあげたいの。
あおちゃんがいつもなつにくれる幸せな気持ちを、今度はなつがあおちゃんにあげたいの。
本当に、君のことが大好きなんだよ。
「……なっちゃん、ありがとう」
あおちゃんの瞳が、島の夕日に照らされて、またいちだんときらきらと輝きだした。
その涙は、嬉し涙だって思ってもいいよね?
「なっちゃんが、大好きだよ。俺と付き合ってください」
その告白に、なつはとびきりの笑顔で頷いた。
あおちゃんはそんななつを見て、笑いながら泣いた。
ううん、泣きながら笑った、かな?
なつはあおちゃんの笑顔を見ながらこう思う。
“もう大丈夫だね”って。
あおちゃんを見てそっと微笑むと、あおちゃんも同じように微笑み返してくれた。