「蓮、ずっとずっと大切にするね!本当に、ありがとう…。」


私は素早く蓮の頬にキスをする。


夜とは言え、ツリーの周りには…ちらほらと人がいる。


唇にキスするほど大胆にはなれなくて、頬に軽くキスをした。


や、やっぱり…自分からキスするのって、やっぱり恥ずかしい…。


ジワッと顔が熱くなるのを感じていると、蓮は口元を緩めて笑う。


「柚、今の…可愛すぎるだろ。でも、欲を言えばキスは…こっちに貰いたかったけどな。」


「えっ……んっ!」


その直後、蓮が唇を重ねた。


後頭部に手を添えられて、啄むように何度も口付けられる。


「ふっ…んんっ…」


甘くて温かくて、とろけてしまいそうだ。