古いアーケードのある商店街、 その名も『銀河商店街』の中に 私、瀬野茶美(ｾﾉ ﾁｬﾐ)の家があります。 家はこの商店街が出来た時から続く お茶屋さん『瀬戸園』。 　 お父さんが3代目。 高校2年の私にはまだ このお茶屋さんを継ぐって話は回って来てない。 弟がいるし。 弟とはちょっと年が離れてて今、小学校5年生。 　 私も弟も茶道はお父さんに習って それなりに出来るようにはなってる。 お抹茶も煎茶も美味しく淹れることは出来ますよ。 だけど、 それとお茶屋さんを継ぐのは別の話。 だって、 お嫁に行きたいもの。 そう、気になる人がいるのです。 もうずっと前から。 すぐそばに。

松川 真人（ﾏﾂｶﾜ ﾏｻﾄ）…喫茶マツカワのマスター 佐藤 守（ｻﾄｳ ﾏﾓﾙ）…喫茶マツカワの出入り業者 石田 一（ｲｼﾀﾞ ﾊｼﾞﾒ）…小説家 井上 博（ｲﾉｳｴ ﾋﾛｼ）…宝南社の編集者 三栗屋 龍（ﾐｸﾘﾔ ﾘｭｳ）…ユーチューバー 遠藤 三郎（ｴﾝﾄﾞｳ ｻﾌﾞﾛｳ）…佐藤の幼馴染 喫茶マツカワで繰り広げられる ワンシチュエーションコメディー

YouTubeを観てから 通うようになった 『喫茶マツカワ』 物腰の柔らかい ダンディーなマスターに 言ってみたいひとことが あります。 今日こそ、 言ってみます。